民族・ナショナリズム論の課題 : 既存の理論への批判を通して

島根大学文理学部紀要法学科篇 : 島大法學 Volume 18 Page 65-92 published_at 1972-08-15
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File
a009018h003.pdf 2.43 MB エンバーゴ : 2004-03-05
Title
民族・ナショナリズム論の課題 : 既存の理論への批判を通して
Title
Critical Study on Theories of Nation and Nationalism
Title Transcription
ミンゾク ナショナリズムロン ノ カダイ キゾン ノ リロン ヘ ノ ヒハン オ トオシテ
Creator
Yamaguchi Keisuke
Source Title
島根大学文理学部紀要法学科篇 : 島大法學
Volume 18
Start Page 65
End Page 92
Journal Identifire
ISSN 05830362
Descriptions
高島善哉が嘆じたように、現代民族・ナショナリズム論の低迷はひどく、人の目をおおわしめるものがある。〈ナショナリズムと銘打った論文や書物は毎日のように現われているが、もしこれらのものを手当りしだいに勉強していったとすれば、私たちはそこからいったい何をつかみとることができるであろうか。おそらく混沌の一語によってその読後感を表現するほかないであろう。>(高島善哉『民族と階級』、現代評論社、昭和四五年、五ぺージ)
高島の評言は現代民族・ナショナリズム論の惨状を適切に衝いている。しかし私たちがあるべき民族・ナショナリズム論の構築にとりかかるとすれば、その最初の直接の手がかりはやはり従来の民族・ナショナリズム論をおいてない。既存の民族・ナショナリズム論の批判的検討を通してのみ、科学的民族・ナショナリズム論への道がきり拓かれるからである。
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学文理学部
The Faculty of Literature and Science, Shimane University
Date of Issued 1972-08-15
Access Rights restricted access
Relation
[NCID] AN00107522