| ファイル情報(添付) | |
| タイトル |
へーリアントに於ける受動形について
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| タイトル |
Uber den Gebrauch des Passivs im Heliand
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| タイトル 読み |
へーリアント ニ オケル ジュドウケイ ニ ツイテ
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| 著者 |
小島 一良
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| 収録物名 |
島根大学法文学部紀要文学科編
Memoirs of the Faculty of Law and Literature
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| 巻 | 4 |
| 号 | 2 |
| 開始ページ | 201 |
| 終了ページ | 212 |
| 収録物識別子 |
ISSN 03886859
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| 内容記述 |
抄録・要旨
ゲルマン語には,ギリシャ語等に相応する様な,受動相あるいは中動相と呼ばれる単独で成り立つ受動形は存在しない。ただコート語のみに,わずかながらMedio-Passivと呼ばれる形は残っているが,これはすべての時制に現われるのでなく,現在形(直説法・接続法)しかない。それ故に,ギリシャ・ラテン語等の古典語をドイツ語に翻訳する際に,新しい受動形を作り出さねばならなかった。この事情は,能動文に於て,もともと現在形と過去形しか持たなかったドイツ語で,完了形等の新しい時制を表わすのに,助動詞でもって書き換えざるを得なかった事情と同じである。
この新しい受動形は,助動詞sein又はwerdenと過去分詞の結びついた構文で書き換えられた。助動詞が現在か過去かによって,それぞれ,未来,現在,過去の意味内容を持っている。この受動形がどの様に使用されているかHeliandを中心にして検討していきたい。 |
| 言語 |
日本語
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| 資源タイプ | 紀要論文 |
| 出版者 |
島根大学法文学部
Shimane University, Faculty of Law and Literature
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| 発行日 | 1981-12-25 |
| 出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
| アクセス権 | アクセス制限あり |
| 関連情報 |
[NCID]
AN00108081
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