「二重 -ing制約」について

島根大学教育学部紀要 Volume 55 Page 87-94 published_at 2022-02-17
アクセス数 : 1468
ダウンロード数 : 517

今月のアクセス数 : 77
今月のダウンロード数 : 6
File
「二重 -ing制約」について 1.38 MB エンバーゴ : 2022-03-30
Title
「二重 -ing制約」について
Title
The Doubl-ing Constraint
Title Transcription
「 ニジュウ - ing セイヤク 」 ニツイテ
Creator
Source Title
島根大学教育学部紀要
Memoirs of the Faculty of Education, Shimane University
Volume 55
Start Page 87
End Page 94
Journal Identifire
ISSN 2433-5355
Descriptions
起動動詞の進行形にVingが後続することを許さない要因の一つは, Vingの継続性・反復性である。to Vは出来事の開始点に焦点を当てるため, 起動動詞と共起しやすい。一方で継続, すなわち開始点や終結点への近接や反復の意味を持つVingは「開始」「終結」を表す起動動詞と共起しにくい。
 さらに,「二重 -ing 制約」の可否は起動動詞の進行形や後続するVing が表す時間の逆行にあるわけではない。また,起動動詞の進行形と後続するVingの意味解釈の点からも, それらの連続が容認されないと考えられる。このような複合的要因によって起動動詞の進行形に後続するVingの生起が決定されることを主張する。
Subjects
二重 -ing制約 ( Other)
アスペクト ( Other)
起動動詞 ( Other)
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学教育学部
Date of Issued 2022-02-17
Publish Type Version of Record
Access Rights open access