周産期メンタルヘルスについて~精神科医の立場から~

島根母性衛生学会雑誌 Volume 20 Page 9-12 published_at 2016-12
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Title
周産期メンタルヘルスについて~精神科医の立場から~
Title Transcription
シュウサンキ メンタルヘルス ニ ツイテ セイシンカイ ノ タチバ カラ
Creator
Source Title
島根母性衛生学会雑誌
Volume 20
Start Page 9
End Page 12
Journal Identifire
ISSN 1344-8757
Descriptions
周産期はホルモンバランスの変化から精神的な不調を起こしやすい時期である。マタニティーブルーは国内での発生率は25%程度, 産後うつ病は10-20% , 産褥精神病は0.1-0.7%との報告がある。産後うつ病の危険因子として, 精神科既往歴・通院中, 産後うつ病の既往, 家族歴, ソーシャルサポートの欠如などが挙げられており, さらに妊娠中から症状を呈することも少なくないとされる。また近年, 産後うつ病は双極性障害の危険因子とも言われている。産後うつ病や産褥精神病は治療が遅れると, 自殺, 育児放棄,虐待など最悪な結果を招くこともあり, 産科— 小児科— 精神科間や多職種による連携をとりながら患者を治療することが大切であると思われる。
Language
jpn
Resource Type journal article
Publisher
島根県母性衛生学会
Date of Issued 2016-12
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Relation
シマネケン ボセイ エイセイ ガッカイ