ファイル情報(添付) | |
タイトル |
Lafcadio Hearnの紀行文 ”From Hoki to Oki”について : ノートから完成までの展開
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タイトル |
Some Considerations on "From Hoki to Oki" by Lafcadio Hearn : The Development from His Notes to the Final Version
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タイトル 読み |
LAFCADIO HEARN ノ キコウブン FROM HOKI TO OKI ニ ツイテ ノート カラ カンセイ マデ ノ テンカイ
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著者 |
梶谷 延
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収録物名 |
島根大学論集10周年記念論文集
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巻 | 1 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 23 |
内容記述 |
その他
小泉八雲記念館所蔵の資料の中にHearnの旅行手帖がある。この手帖は無罫洋紙56枚綴,黄表紙の(Hearn はこれを rape-yellow のノートと言った)粗末なノートであるが,これに107頁にわたって鉛筆の走り書きがあり,その内容は,Hearn が1892年の夏,京都,奈良から隠岐にかけて旅行した際,見聞したことの心覚えで,所謂,「作家の手帖」とも言うべきものである。殊に約40頁にわたる隠岐についての記載は後に出版された“Glimpses of Unfamiliar Japan”の中の“From Hoki to Oki”(伯耆から隠岐へ)の素材をなすもので,Hearnが“On Composition”で講義していることの実演であり,「作家の手帖」から珠玉の名篇がいかなる手順を経て産み出されるかがうかがい得られる点においても,貴重な資料と言える。かかる観点から二,三の考察を試みることがこの小論のねらいである。なお,従来未発表の,このノートの内容は附録として末尾に加えた。
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言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
島根大学
Shimane University
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発行日 | 1960-02-29 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | アクセス制限あり |
備考 | 島根大学論集10周年記念論文集 |