小説における視点論 : 英米の現代小説論をめぐって

アクセス数 : 1295
ダウンロード数 : 0

今月のアクセス数 : 0
今月のダウンロード数 : 0
ファイル情報(添付)
f001001y010.pdf 1.31 MB エンバーゴ : 2003-12-16
タイトル
小説における視点論 : 英米の現代小説論をめぐって
タイトル
The Point of View in Novels
タイトル 読み
ショウセツ ニ オケル シテンロン エイ ベイ ノ ゲンダイ ショウセツロン オ メグッテ
著者
冨士川 和男
収録物名
島根大学論集10周年記念論文集
1
開始ページ 1
終了ページ 11
内容記述
その他
 文学に対面する人は、誰しも程度の差こそあれ、文学の捉え所のなさに、手をやくであろう。文学を創作しようとする人は、まず何かを話さねばならない。言語を媒体として、話をしなければならぬことによつて、祝福されも呪われもするのが、文学という芸術の宿命である。作家は、自分の対象が何かを示す難しさと、その対象について自分がいかに感じるかを「語る」難しさとの間で、苦しまねばならない。この苦しみこそ、文学にたえず付きまとい、根底ともなつているのだ。文学理論の歴史は、この根底的な緊張状態を、いつも論じてきた。ここで扱おうとする「小説視点論」も、そうした総体へと結び付けられるべき一部分として、考えてみたいと思う。
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
島根大学
Shimane University
発行日 1960-02-29
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 アクセス制限あり
備考 島根大学論集10周年記念論文集