木材加工領域における木工具の収納整備管理システムの開発

その他

本研究は,中学校技術・家庭科の木材加工領域の実習で使用する木工具の効率的な収納方法と,整備を含め九管理システムの開発報告である。そのシステムの骨格は,教師,技術準備室,そして教材業者の3者連携である。これらを有機的につなげたものが「木材加工領域における木工具収納・整備管理システム」である。また,本システムを稼働させるための当面の課題は次の4点である。①移動式木工具収納ケースの開発,②木工具管理のための整理番号化,③木工具整備の委託化,④木工具管理ソフトの開発。このシステムの開発により,中学校の技術教育現場において,木工具の収納,整備,管理を効率的に行うことができ,教師を支援するより良い条件下での木材加工実習の実施が可能となる。