山陰地域における電気利用の歴史と地域性に関する研究

山陰研究 Volume 11 Page 99-114 published_at 2018-12-31
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File
Title
山陰地域における電気利用の歴史と地域性に関する研究
Title
History and regional characteristics of electricity use in San-in region
Title Transcription
サンイン チイキ ニ オケル デンキ リヨウ ノ レキシ ト チイキセイ ニ カンスル ケンキュウ
Creator
手塚 智子
Source Title
山陰研究
Studies of san'in region
Volume 11
Start Page 99
End Page 114
Journal Identifire
ISSN 1883468X
Descriptions
電気の利用は暮らしの質の向上や維持、地域の内発的な発展に貢献してきた。本稿では、山陰地域、主に鳥取県に存在した戦前の電気事業に着目し、その概要と特性を整理した。そこには地域や住民の主体的な関与と、一定の決定権や選択肢が存在しており、自然との共生の視点をもちながら、地域経済の発展を志向した実践が行われていた。分散型エネルギーシステムへの転換が求められる今日において、地域の持続可能な資源利用は、地域経済や防災の面からも重要であり、地域が主体的に関与するエネルギーの自治が求められる。かつて実践されていた地域密着型の電気利用に見られる特性や課題を考察することで、山陰地域での分散型エネルギーシステムへの転換の促進に資する要素を見出したい。
Subjects
分散型エネルギーシステム ( Other)
自然共生 ( Other)
地域の内発的発展 ( Other)
エネルギー自治 ( Other)
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学法文学部山陰研究センター
San’in Research Center, Faculty of Law and Literature, Shimane University
Date of Issued 2018-12-31
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Relation
[NCID] AA12382442