鹿児島県甑島里方言の終助詞

阪大日本語研究 29 巻 187-215 頁 2017-02 発行
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タイトル
鹿児島県甑島里方言の終助詞
タイトル
Sentence Final Particles in the Sato Dialect of Koshikijima Islands, Kagoshima
タイトル 読み
カゴシマケン コシキジマ サトホウゲン ノ シュウジョシ
著者
白岩 広行
門屋 飛央
松丸 真大
収録物名
阪大日本語研究
29
開始ページ 187
終了ページ 215
収録物識別子
ISSN 09162135
内容記述
抄録・要旨
本稿では、甑島里方言の終助詞全般について包括的な記述を試みた。平叙文に生起する終助詞には、ア、ター、ガ、ド、ヨ、ソ、ナがある(このうちヨ、ソ、ナは平叙文以外にも生起可能)。これらの終助詞が相互に承接する場合、おおむねア・ター・ガ・ド/ヨ・ソ/ナの順で、ヨ・ソがア・ター・ガ・ドの後に、ナがさらにその後に位置する。意味的な特徴もふまえると、アは標準語の「わ」、ターは「じゃないか」、ガは「じゃないか」と「よ」、ドは「ぞ」、ヨは「よ」、ナは「な」に似たものと考えられる。また、ソは非文末で間投助詞として使われることが多い。疑問文に生起する終助詞にはカ、ナがある。カが独話的な疑いを表すのに対し、ナは聞き手への問いかけで使われる。このほか、勧誘文だけに生起する終助詞ヤがある。
主題
終助詞
間投助詞
相互承接
平叙文
疑問文
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
発行日 2017-02
権利情報
大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
アクセス権 メタデータのみ
関連情報
[NCID] AN10106606
~の異版である [URI] http://hdl.handle.net/11094/60632 ~の異版である