家庭をモデルとした児童福祉施設の教育的精神について

島根農科大学研究報告 Volume 11 Page (B-1)32-39- published_at 1963-01-31
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File
d0020011n028.pdf 1.04 MB エンバーゴ : 2002-07-05
Title
家庭をモデルとした児童福祉施設の教育的精神について
Title
The Educational Spirit of Family-typed Institutes for Childwelfare
Title Transcription
カテイ オ モデル トシタ ジドウ フクシ シセツ ノ キョウイクテキ セイシン ニツイテ
Creator
Kanetsuku Tadao
Source Title
島根農科大学研究報告
Volume 11
Start Page (B-1)32-39
Journal Identifire
ISSN 05598311
Descriptions
わが国の児童福祉施設は,保育に欠ける児童に対し,家庭にかわってその役割を果すことが期待されている。従って,その形式や精神を一般家庭に模することが多いようである。施設ではないが,わが国の里親制度の如きは典型的な例であろう。小舎制度(cottage systm)や family group home system といった制度はいずれも同様なことをねらっている。これらの施設の悲願の的であるはずの家庭は一体どのようなものとして描かれているか。模すべき理想的な家庭はどのような性格・構造をもっていたらいいのか。また理想的な在り方を問う前に,歴史的社会的制約をうけた現実の家庭がいかにあるかを問わねばならぬであろう。前者については,家庭教育学ともいうべきものが,後者に関しては,家族杜会学が答えるはずである。普通の家庭を模そうという意図をもっている施設のことを念頭におきながら,家族社会学によって歴史的社会的な現実としての家庭をみ,のちにあるべき姿の家庭的施設教育を求めよう。
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根農科大学
The Shimane Agricultural College
Date of Issued 1963-01-31
Access Rights open access
Relation
[NCID] AN00108241
Remark A,Bを含む