戦後改革期の社会福祉制度構築と公私分離の諸相 : 社会福祉主事配置と民生委員制度改革をめぐって

島根大学社会福祉論集 6 巻 1-15 頁 2017-03-31 発行
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ファイル情報(添付)
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タイトル
戦後改革期の社会福祉制度構築と公私分離の諸相 : 社会福祉主事配置と民生委員制度改革をめぐって
タイトル
Public responsibility in the social welfare of contemporary Japan
タイトル 読み
センゴ カイカクキ ノ シャカイ フクシ セイド コウチク ト コウシ ブンリ ノ ショソウ : シャカイ フクシ シュジ ハイチ ト ミンセイ イイン セイド カイカク オ メグッテ
著者
収録物名
島根大学社会福祉論集
6
開始ページ 1
終了ページ 15
収録物識別子
ISSN 18819419
内容記述
その他
本研究の目的は、占領下における福祉行政確立と民生委員制度改革の両者をめぐる動向を描きつつ、公私分離の内実を明らかにすることである。占領軍は、社会福祉行政の基盤を構築する一方で、民生委員を福祉行政から排除することを求めた。いわゆる公私分離の原則である。この公私分離の原則に、日本政府がどのように対応したのかについて検討した。史料として、地方自治体(兵庫県および京都府)が所蔵しているものを利用した。結論として、3点について述べた。第一は、日本側は福祉行政制度を確立しつつも、民生委員の活用を図るという「曖昧さ」を残した対応をしたことである。第二は、「曖昧さ」が存置する時代状況があったことである。第三は、戦後の福祉行政出発点における専門職配置の不徹底さは、現在にも影響を及ぼしているということである。
主題
民生委員 ( その他)
社会福祉主事 ( その他)
公私分離 ( その他)
戦後改革 ( その他)
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
島根大学法文学部社会文化学科福祉社会教室
Study on Welfare Society, Faculty of Law & Literature, Shimane University
発行日 2017-03-31
権利情報
島根大学法文学部社会文化学科福祉社会教室
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
関連情報
[NCID] AA12202620