島根半島中新統産の化石クモヒトデ

島根大学文理学部紀要. 理学科編 Volume 10 Page 145-150 published_at 1976-12-20
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File
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Title
島根半島中新統産の化石クモヒトデ
Title
Fossil Ophiuroids from the Middle Miocene of the Shimane Peninsula
Title Transcription
シマネ ハントウ チュウシントウ サン ノ カセキ クモヒトデ
Creator
Okubo Masahiro
Source Title
島根大学文理学部紀要. 理学科編
Memoirs of the Faculty of Literature and Science, Shimane University. Natural sciences
Volume 10
Start Page 145
End Page 150
Journal Identifire
ISSN 03709434
Descriptions
 島根半島の日本海側は海成中新統の好露出で知られているが,その北西部に位置する平田市小伊津の海岸には,中部中新統の成相寺層が露出している。この地層から,化石クモヒトデが現地の人たちによって発見されて,佐香中学校(当時)の児玉芳見氏により紹介されたが,筆者は同氏のご好意によって化石産地を知り,数回にわたって化石採集を行なった。
 日本における化石クモヒトデの産出については,2・3の情報を耳にするだけであって記載された例を知らない。小伊津産の標本は,保存状態がとりわけ良好であるとはいえないが,珍しい化石であるのでとりあへず報告しておきたい。
 本論に入るに先立ち,化石産出の情報を与へられた児玉芳見氏(斐川東中学校),現生クモヒトデの知見およぴ鑑定について懇切なこ教示を与へられた入村精一氏(横浜市立戸塚高校),文献や化石記録をこ教示いただいた大森昌衛氏(東京教育大地鉱教室),およぴ図の清書を援助された広田清治氏(島根大地学教室)らに感謝する。
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学文理学部
The Faculty of Literature and Science, Shimane University
Date of Issued 1976-12-20
Access Rights open access
Relation
[NCID] AN0010806X