ファイル情報(添付) | |
タイトル |
ドイツ語の語末音無声化 : 音節化、音韻語、最適性理論
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タイトル |
Dle Auslautverhartung im Deutschen : Silbifizierung, prosodisches Wort und Optimalitatstheorie
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タイトル 読み |
ドイツゴ ノ ゴマツ オン ムセイカ オンセツカ オンインゴ サイテキセイ リロン
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著者 | |
収録物名 |
島大言語文化 : 島根大学法文学部紀要. 言語文化学科編
Studies in language and culture : memoirs of the Faculty of Law and Literature
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巻 | 8 |
開始ページ | (123 |
終了ページ | 146) |
収録物識別子 |
ISSN 13423533
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内容記述 |
その他
本論はPrince &Smolenskyによって提唱された最適性理論(Optimality Theory)に基づいて、ドイツ語の語末音無声化(Auslautverhartung)を考察するものである。この理論は、生成文法に属しているが、基底形の表示やその表層形への派生過程を重視する従来の理論とは異なり、もっぱら表層形に注目し、それが対応する基底形の実現として適格であるかどうかを問題とするものである。
ドイツ語の語末音無声化は、有声阻害音が一般に音節コーダにおいて無声化する現象である。しかしこのような環境にあっても、さらに別の条件が加わると語末音無声化が阻止される。本論ではまず、音韻語(Phonological/Prosodic word)内で共鳴子音の直前にある有声阻害音は音節コーダにあっても無声化を免れるという考え方から出発し、音韻語がどのような原理によって形成され、またそれが音節化に関してどのような意義を持つのかを考察する。次に、語末音無声化を引き起こす要因とそれを阻止する要因がどのようなものであるかを検討し、さらにそれらが音韻語とどのように関わっているのかを考える。 以上のような考察を進めることによって本論は、語末音無声化を引き起こす要因とそれを阻止する要因、さらにはこれらの現象の領域(domain)としての音韻語の機能が、最適性という1つの原理によって統合されることを示すものである。 |
言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
島根大学法文学部
Shimane University, Faculty of Law and Literature
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発行日 | 1999-12-25 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | アクセス制限あり |
関連情報 |
[NCID] AA11147571
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