ファイル情報(添付) | |
タイトル |
接続の役割について : 前置詞と副詞
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タイトル |
The Connective Roles of Prepositions and Adverbs
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タイトル 読み |
セツゾク ノ ヤクワリ ニ ツイテ ゼンチシ ト フクシ
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著者 |
安本 武正
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収録物名 |
島大言語文化 : 島根大学法文学部紀要. 言語文化学科編
Studies in language and culture : memoirs of the Faculty of Law and Literature
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巻 | 4 |
開始ページ | (1 |
終了ページ | 14) |
収録物識別子 |
ISSN 13423533
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内容記述 |
その他
何世達『現代漢語(修訂本)』は書きことばの場合には「与」は接続詞であるという。一方、房玉清『実用漢語語法』は同じ書きことばの場面でも「与」は前置詞であるという。一般にこのようなことを論じる場合には大体「和」「跟」「同」「与」(中国語ではこれらを類義語と見る)について述べている時、しかもこれらの単語の接続詞と前置詞の場合を比較して説明する場合である。この点からいえば両者の見解は相反するものであ6。小文ではこの相反する見解を手がかりにして削置詞の「和」「跟」「同」「与」と接続詞の「和」「跟」「同」「与」を分析し、これらの単語が前置詞の場合にあらわれる接続の役割といわれている問題を考察してみる。
いま一つは、副詞の接詞の役割である。これについては張静『新編現代漢語(上編)』が述べていることを巡って考えてみる。一例を挙げるならば、多くの書物は「越~越」の「越」を副詞としてとらえ、この「越~越」には副詞としての接続の役割があるというのである。これに対して『新編現代漢語(上編)』は接続の役割は認めるが、しかし「越~越」は副詞ではなく接続詞であるという。果してこのようなパターンが副詞なのかそれとも接続詞なのかを考えてみる。 上に述べた二つの問題はいずれも接続の役割であることを考えれば、何らかのかたちで接続詞とかかわりを持つものである。小文もこの点を考慮に入れる。いま一つ、いずれの場合もまず広く多くの書物に述べられていること(小文ではこれを便宜上「一般論」という)を先に触れ、それから個々の問題に入っていく。 |
言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
島根大学法文学部
Shimane University, Faculty of Law and Literature
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発行日 | 1997-12-25 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | アクセス制限あり |
関連情報 |
[NCID] AA11147571
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