簡易な楽音分析表示装置の試作

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ファイル情報(添付)
b001001800k005.pdf 420 KB エンバーゴ : 2001-10-08
タイトル
簡易な楽音分析表示装置の試作
タイトル
On a Simple, Analytic and Expressive Device of Music
タイトル 読み
カンイナ ガクオン ブンセキ ヒョウジ ソウチ ノ シサク
著者
福間 彰 -
収録物名
島根大学教育学部紀要. 自然科学
Memoirs of the Faculty of Education, Shimane University. Natural science
18
開始ページ 31
終了ページ 34
収録物識別子
ISSN 05869943
内容記述
その他
 音声入力の可能なコンピュータが製品化される現在,楽音(調和音)を音階に分析する装置はすでに周知の技術ともいえる。一方,児童の歌う歌声または楽器の奏する旋律を基本的な音階に分析し,かつ表示する装置は,音楽を学ぶ初期の段階では,かなり応用面が広いものと考えられる。そこで,小学校において教師が手作りで組み立てることができ,児童と共に楽しみながら音楽へ誘うことが可能な,教師の手の届く教具として試作した簡便な楽音分析表示装置について述べる。
 ところで,楽音を音階に分析する方法としては次の二つが考えられる。
 (1)音声のようなアナログ入力波をフィルター回路に通し,音階に分離して取り出す方法。
 (2)アナログ入力波を,まずディジタル信号に変えた後,コンピュータで処理する方法。
 (2)の方法は精密な処理が可能で,データ処理の自由度も大であるが,アナログ・デジタル変換の速度や入力波形記録の忠実度を増そうとすれば,より高速で高価な変換素子,より大容量な記憶素子が必要となり,全体の装置が高価となる。経済性を考慮するとバッチ処理的な手法を導入せざるを得なくなる。ゆえにここでは,即時処理が可能で,しかもなるべく簡便な方法として(1)の方法を選び,フィルター回路には電気的共振回路を用い,表示部には発光ダイオードを用いることにした。
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
島根大学教育学部
The Faculty of Education Shimane University
発行日 1984-12-25
アクセス権 オープンアクセス
関連情報
[NCID] AN00107941