| ファイル情報(添付) | |
| タイトル | 藤原為兼と『古今集』 | 
| タイトル 読み | フジワラノ タメカネ ト コキンシュウ | 
| 著者 | 
                                    小原 幹雄
                                    
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| 収録物名 | 島根大学論集. 人文科学 | 
| 巻 | 5 | 
| 開始ページ | 40 | 
| 終了ページ | 50 | 
| 収録物識別子 | ISSN 04886518 | 
| 内容記述 | 抄録・要旨 藤原爲兼が、彼の歌論書「爲兼卿和歌抄」にはつきり記してゐるやうに、また彼と対立的な立場にあつた藤原爲世撰の「新後撰集」には一首も撰入されてゐないのに、爲兼撰の「玉葉集」には、七十九首の「萬葉集」の歌を採用してゐるやうに、爲兼が、「萬葉集」に多大の関心を寄せてゐた、大いに尊重してゐたといふことは事実である。そして、その所論には、「萬葉集」の性格を把握してゐたことも認めることが出来る。 しかし、中世は「古今集」の伝統が強く、和歌の規範として「古今集」を第一とした時代、また「古今集」の流を汲んで、その上に一つの世界を創造した「新古今集」の華麗な光彩の余光を被つてゐた時代であつた。その時、爲兼が、二條家の人々とは異つて「萬葉集」の価値を認め、それを詠歌の一つの模範とはしたが、では「古今集」に対しては、どのやうな姿勢をとつてゐたのであらうか。それについて、いささか考へてみたい。 | 
| 言語 | 日本語 | 
| 資源タイプ | 紀要論文 | 
| 出版者 | 島根大学 Shimane University | 
| 発行日 | 1955-02-15 | 
| アクセス権 | アクセス制限あり | 
| 関連情報 | 
                                    [NCID]
                                    AN00108183
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