スタンダールにおける譬喩表現

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File
a003001402h004.pdf 2.35 MB エンバーゴ : 2001-10-07
Title
スタンダールにおける譬喩表現
Title
Sur les expressions figurees chez Stendhal
Title Transcription
スタンダール ニ オケル ヒユ ヒョウゲン
Creator
Source Title
島根大学法文学部紀要文学科編
Memoirs of the Faculty of Law and Literature
Volume 14
Issue 2
Start Page 67
End Page 90
Journal Identifire
ISSN 03886859
Descriptions
ある事柄をうまく言い表わせないとき,また,よりよく表現したいとき,あるいはしばしば意識などせずに,われわれは譬喩を用いる。言語はあくまで他者に属するものであり,われわれのいだく想念をすべて表出してはくれない。作家も,レベルこそ違え,観念の表出にあたってそれを意識し続ける。そして,文学作品は,譬喩によって新しい世界が開かれる場に立ち会う可能性を与えてくれる。またプルーストは夢「文体に一種の永遠性を与えるのは陰喩のみであろうと私は考える」とすら言う。譬喩は一つの意識的な表現方法となる。
 スタンダールの譬喩をめぐる以下の考察は,けっしてスタンダールの「内側」から生じたものではない。上に述べたような考えをもって,スタンダールの文章表現を調べなおしたものである。その目的は,「スタンダールはどのように書こうとしているか」を探ろうという,当面のわれわれの研究課題について,一つのレポートを提出するためである。
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学法文学部
Shimane University, Faculty of Law and Literature
Date of Issued 1990-12-25
Publish Type Version of Record
Access Rights restricted access
Relation
[NCID] AN00108081