ファイル情報(添付) | |
タイトル |
Small Clauseと受け身の意味論
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タイトル |
On English Small Clauses and the Semantics of Passives
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タイトル 読み |
SMALL CLAUSE ト ウケミ ノ イミロン
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著者 |
遠藤 喜雄
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収録物名 |
島根大学法文学部紀要文学科編
Memoirs of the Faculty of Law and Literature
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巻 | 11 |
号 | 2 |
開始ページ | 21 |
終了ページ | 38 |
収録物識別子 |
ISSN 03886859
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内容記述 |
その他
(1)の文のイタリック体の部分はsmall clauseとよばれる。
(1)John considers Mary smart. このsmall clauseに関して,従来,なされてきた主な議論として次の二点がある。 (I)small clauseは統語的な構成素をなすか否か。 (II)動詞はsmall clauseにどのような制約を課すか。 本稿の目標は,この二点の考察を通して、s㎜all clauseの統語的、意味的特質を明らかにするところにある。 まず,第一点の意味するところを考えてみよう。(1)のイタリック体のsmall clauseについて,従来,それが統語的な構成素をなすという立場と,なさないという立場の二つが提案されてきた。第一節で,その二つの立場を検討し,small clauseが統語的な構成素をなすことをみる。 次に多このsmall clauseにどのような制約が課されるかという,第二の問題を考えてみよう。具体的にいうと,従来,動詞がsmall clauseに,あるタイプの範疇を要求する(categorial selection)という立場と,あるタイプの意味的な要素を要求する(semantic selection)という立場の二つが提案されてきた。第二節では、この二つの立場を検討し,動詞がsmall clauseの述部に課すのは、意味的な制約であることを見る。さらに,第三節において,その意味的な制約が、英語の受け身構文の意味論の解明に有効に働くことを見る。 |
言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
島根大学法文学部
Shimane University, Faculty of Law and Literature
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発行日 | 1988-12-25 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | アクセス制限あり |
関連情報 |
[NCID] AN00108081
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備考 | 法文学部開設10周年記念(The 10th Anniversary Issue of the Faculty of Law and Literature) |