ファイル情報(添付) | |
タイトル |
生涯スポーツを指向した保健体育科の授業像
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タイトル |
The Image of Teaching on Physical Education toward Lifelong Sports
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タイトル 読み |
ショウガイ スポーツ オ シコウ シタ ホケン タイイクカ ノ ジュギョウゾウ
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著者 |
佐野 修
川本 浩伸
藤原 由紀
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収録物名 |
島根大学教育学部紀要. 教育科学
Memoirs of the Faculty of Education, Shimane University. Educational science
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巻 | 29 |
開始ページ | 17 |
終了ページ | 29 |
収録物識別子 |
ISSN 0287251X
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内容記述 |
その他
1、はじめに
21世紀の幕開けが迫る中、毎日のスポーツ情報の豊富さには目を見張る。今日行うスポーツのみならず見る"観る"聴く"読む"撮る"応援する等幅広い経験ができる。ポール・ラングランが『生涯教育入門』のなかで「スポーツは、一部選手に占有されてきたその枠を超えて、普遍的文化として一般市民に普及してきている。今やスポーツは一生を通じてほんの短期間においてのみ行われるという考えを捨てなければならない。スポーツを単なる筋肉運動ととらえたり、他の文化から独立させてとらえることは意味のないことである」と述べているとおりである。1978年、ユネスコは「体育・スポーツ憲章」を採択し、第1条で「体育・スポーツの実践はすべての人にとって基本的権利である」をうたい、その実現を国家として保障しなければならないと宣言した。このことは、スポーツ史の上で大きな歴史的意義を持つものである。つまり、スポーツは人々の生涯にわたって重要な意味を持つ営みと考えられ、多くの人々の健康で豊かな生活の内容としての生涯スポーツを主張したのである。今後、更に生涯スポーツの指向は高まり、一人一人が人生のそれぞれの時期に自分の好みや能力にあったスポーツを体験していくことになるだろう。 わが国の学校体育においても、1987年の学習指導要領の改訂で初めて生涯スポーツの考えを導入した。学校現場では、子ども達に運動やスポーツの豊かさをどのように味わわせるか、さまざまな授業実践が行われている。 本論文では、まず体育の学習指導の基本的な考え方である生涯スポーツの定義やその社会的な背景、また、学習指導要領の変遷、プレイ論や楽しい体育といった考え方を明らかにしていく。そして、2つの授業実践の分折を通して、生涯スポーツを指向した保健体育科の授業像を探っていきたいと考える。 |
主題 | |
言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
島根大学教育学部
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発行日 | 1995-12 |
出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
アクセス権 | オープンアクセス |
関連情報 |
[NCID] AN0010792X
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