ファイル情報(添付) | |
タイトル |
詩教育の理論的研究(ニ)
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タイトル |
A Study on Poetry Education(2)
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タイトル 読み |
シキョウイク ノ リロンテキ ケンキュウ 2
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著者 | |
収録物名 |
島根大学教育学部紀要. 教育科学
Memoirs of the Faculty of Education, Shimane University. Educational science
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巻 | 23 |
号 | 2 |
開始ページ | 27 |
終了ページ | 46 |
収録物識別子 |
ISSN 0287251X
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内容記述 |
その他
この論文は、「アンソロジー・石」という単元を構想している。「単元・石」を構想したのは、石という題材に格別の価値がある、と考えるからである。子どもにとって、石というモノは、おそらく、ほとんど無価値なものにちがいない。そこに、教材としての意義が見出だせる。なぜなら、無価値と思われていたモノが、すぐれた詩と出会うことで、価直あるものに見えてくる。そういった落差の大きい認識体験が可能だからである。
アンソロジーの詩教育は、詩をとおして、子どもたちの価値認識を深めていくことをねらっている。そのために、題材が何であるかは、一つの重要なポイントになる。身近にあって見慣れたモノ、普段ほとんど意識することのないモノ。そういった題材の教材性は高いと考えられる。もちろん、詩としてすぐれていること、また、詩としてのレベルが、発達段階に見合っていること、などの基本条件をみたしていなければならないが、詩教育において、まずは題材論を重視しておきたい理由である。 アンソロジーの詩教育の以上のような観点は、前の論文でも、「アンソロジー・草」という構想の中で、少しふれたところであるが、この論文では、新たに想像カの問題を加えて、さらに考察をつづけてみることにする。 |
言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
島根大学教育学部
The Faculty of Education Shimane University
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発行日 | 1989-12-25 |
アクセス権 | オープンアクセス |
関連情報 |
[NCID] AN0010792X
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