武満徹のパウル・クレー絵画と音楽

アクセス数 : 1377
ダウンロード数 : 1326

今月のアクセス数 : 112
今月のダウンロード数 : 8
File
b002003400k004.pdf 1.15 MB エンバーゴ : 2001-10-08
Title
武満徹のパウル・クレー絵画と音楽
Title
A Study of Music on Paul Klee's Paintings by Toru Takemitsu
Title Transcription
タケミツ トオル ノ パウル クレー カイガ ト オンガク
Creator
Ishino Makoto
Source Title
島根大学教育学部紀要. 人文・社会科学
Memoirs of the Faculty of Education. Literature and Social science
Volume 34
Start Page 49
End Page 53
Journal Identifire
ISSN 02872501
Descriptions
 さきに,拙論「パウル・クレーのプリミィティブ」−平成9年12月・島根大学教育学部紀要・第31巻(人文・社会科学編)において・パウル・クレーの造形思考と造形表現における「プリミィティブ」について研究した。先稿では,浜田市世界こども美術館創作活動館の開館ならびに開館記念展『こどもたちのパウル・クレー展』の意義について述べるとともに同展に寄せてアレキサンダー・クレー氏が祖父パウル・クレーの造形表現について述べた講演に基づいて,パウル・クレーの造形思考と造形表現にあるプリミィティブ性「パウル・クレー・プリミィティブ」について研究した。
 本稿では,武満徹氏のパウル・クレー論,その絵画と音楽について考察する。
 武満徹氏はパウル・クレーの作品に接して,昭和25年,20歳のとき瀧口修造氏の口添えで美術雑誌『アトリエ』に執筆(月刊誌「アトリエ」1951年/昭和26年6月号)パウル・クレー論を書き,初めて稿料を得た。相前後して初期創作作品の代表となる「二つのレント」が発表されている。
 本稿では,武満徹氏の創作活動初期に流れるパウル・クレーへの傾倒,作曲と絵画性,その曙光について留意し考察,研究する。
 なお,「パウル・クレー」の表記について,武満徹氏は「パウル・クレエ」と記述しているので武満徹氏の引用文では,そのまま「パウル・クレエ」と記述し,その他については,今までの拙論表記のとおり「パウル・クレー」と表記する。以下敬称を略す。
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学教育学部
The Faculty of Education Shimane University
Date of Issued 2000-12-01
Access Rights open access
Relation
[NCID] AN00107952