遊びの後に見たものは : ≪春と修羅 第二集≫岩手山麓晩秋紀行詩群考

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タイトル
遊びの後に見たものは : ≪春と修羅 第二集≫岩手山麓晩秋紀行詩群考
タイトル
A Study of Group Poems on the Picnic at Foot of Mt. Iwate in Late Autumn in HARU To SHURA II
タイトル 読み
アソビ ノ アトニ ミタモノ ハ ハル ト シュラ ダイニシュウ イワテ サンロク バンシュウ キコウシグン コウ
著者
木村 東吉
収録物名
島根大学教育学部紀要. 人文・社会科学
Memoirs of the Faculty of Education. Literature and Social science
29
開始ページ 1
終了ページ 16
収録物識別子
ISSN 02872501
内容記述
その他
はじめに
 《春と修羅第二集》における晩秋の岩手山麓を舞台とした作品、二九番[野馬がかってにこさえたみちと一(一九二四、一○、二六こと三三○番[うとうとするとひやりとくる](同前)は、逐次稿の変化が大きいことで注目されてきu∵これらは作品番号と日付は同じでも、[野馬がかってに…]の場合は二作品の、一うとうとすると…]の場合は四作品の連続的展開かと見られるほどで、通常の推敵過程を逸脱したところがある。賢治詩の逐次稿ではこうした展開を見ることが珍しくないが、その理由は何か。すべてを改稿時の発想の転換としたのでは、全作品がこのように改稿されるわけでもないから、問題の本質を見逃すことになると思われる。本稿では、こうした改稿の必然件について考えてみたい。
 その時、作品を日付順に配列した『校本宮澤賢治全集』の『第二集』で見る一九二四年秋の作品には番号の錯綜が多く、逐次稿の分岐的展開と番号錯綜問題とが相互に関連している。したがって、考察はおのずから《第二集》の構成法とその変容の問題へと展開することになろう。
主題
春と修羅 第二集 ( その他)
詩群構成 ( その他)
番号順編集 ( その他)
詩稿成立期 ( その他)
差し替え的改稿 ( その他)
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
島根大学教育学部
発行日 1995-12
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
関連情報
[NCID] AN00107952