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島根大学医学部紀要 Volume 40
published_at 2018-03-31
リーダー業務を1・2年経験した看護職のリーダー役割の実態
Actual Situation of the Leader Role of Nurses Who Experienced 1 or 2 Years Leader Work
Izumi Eriko
Hongo Miho
Kajitani Hiromi
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紀要40 pp.77-83.pdf
( 762 KB )
Descriptions
本研究の目的は、リーダーを始めて間もない看護職が実践できていることや、困難に
感じていることを明らかにし、今後のリーダー役割に対する効果的な支援の在り方について検討
することである。A病院で2015(平成27)年度、2016(平成28)年度にリーダー研修を受けた、リー
ダー経験1・2年目の看護職を対象とし、アンケート調査を行った。その結果、『ミーティング』
については、カンファレンスの運営に対して困難に感じており、普段からメンバーが発言しやす
い雰囲気づくりを先輩看護職が見せていく必要があると考える。『コーチング』については、経
験年数の少なさがリーダーへの自信のなさ、指導的関わりへの困難感につながっているため、そ
れに対してリーダーの経験機会を増やすだけでなく、先輩からフィードバックしてもらえるフォ
ロー体制を整えていく必要があると考える。『業務改善』については、リーダー経験1年目より
2年目の方が自信を持って行っており、リーダー経験を積むことで、業務改善のプロセスや業務
改善を行うための方法についての能力が培われていると分かった。また困難に感じている項目に
ついては、教育支援室や教育委員会を通じてリーダー研修のプログラムに反映させていくことが
望ましい。
感じていることを明らかにし、今後のリーダー役割に対する効果的な支援の在り方について検討
することである。A病院で2015(平成27)年度、2016(平成28)年度にリーダー研修を受けた、リー
ダー経験1・2年目の看護職を対象とし、アンケート調査を行った。その結果、『ミーティング』
については、カンファレンスの運営に対して困難に感じており、普段からメンバーが発言しやす
い雰囲気づくりを先輩看護職が見せていく必要があると考える。『コーチング』については、経
験年数の少なさがリーダーへの自信のなさ、指導的関わりへの困難感につながっているため、そ
れに対してリーダーの経験機会を増やすだけでなく、先輩からフィードバックしてもらえるフォ
ロー体制を整えていく必要があると考える。『業務改善』については、リーダー経験1年目より
2年目の方が自信を持って行っており、リーダー経験を積むことで、業務改善のプロセスや業務
改善を行うための方法についての能力が培われていると分かった。また困難に感じている項目に
ついては、教育支援室や教育委員会を通じてリーダー研修のプログラムに反映させていくことが
望ましい。
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https://doi.org/10.24568/40822
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島根大学医学部
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