アクセス数 : 2320 件
ダウンロード数 : 597 件
この文献の参照には次のURLをご利用ください : https://doi.org/10.24568/40819
島根大学医学部紀要 Volume 40
published_at 2018-03-31
介護老人保健施設職員の転倒リスクの捉え方と多職種連携に対する認識
Recognizing the Risk of Falls and Cooperation With Multi-occupation in Care Health Facility
full_text_file
紀要40 pp.53-57.pdf
( 783 KB )
Descriptions
本研究の目的は、多職種がそれぞれどのような視点で転倒リスクを捉え、多職種連携
による転倒防止についてどのような考え方を持っているのかを明らかにすることである。研究協
力者は、A県内の入所及び通所サービスを提供する介護老人保健施設Bに勤務し、入所サービス
提供に携わっており、転倒リスクの判断力を備えていると想定される看護師３名、理学療法士３
名、介護士３名とした。構成的インタビューを行い、内容分析法を用いてインタビューの結果を
意味の類似性により分類した。その結果、看護師と介護士は対象者の生活や認知面を重視し、理
学療法士は対象者の機能・能力面を重視することが明らかになった。多職種が連携しやすい環境
の基盤は、各職種の専門性の理解をしていること、物理的距離が近いこと、一緒にケアをする機
会があること、平等な関係だと自覚していること、日頃から相談しやすい人間関係が築かれてい
ることであると示唆された。
による転倒防止についてどのような考え方を持っているのかを明らかにすることである。研究協
力者は、A県内の入所及び通所サービスを提供する介護老人保健施設Bに勤務し、入所サービス
提供に携わっており、転倒リスクの判断力を備えていると想定される看護師３名、理学療法士３
名、介護士３名とした。構成的インタビューを行い、内容分析法を用いてインタビューの結果を
意味の類似性により分類した。その結果、看護師と介護士は対象者の生活や認知面を重視し、理
学療法士は対象者の機能・能力面を重視することが明らかになった。多職種が連携しやすい環境
の基盤は、各職種の専門性の理解をしていること、物理的距離が近いこと、一緒にケアをする機
会があること、平等な関係だと自覚していること、日頃から相談しやすい人間関係が築かれてい
ることであると示唆された。
About This Article
Doi
https://doi.org/10.24568/40819
Rights
島根大学医学部
Pages
Other Article