島根大学法文学部山陰研究センター
山陰研究

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山陰研究 18 巻
2026-03-10 発行

島根県奥出雲町における戦後の焼畑の姿

Swidden agriculture After WW2 in Okuizumo town Shimane prefecture, Japan
木津 たお
本文ファイル
山陰研究_18_p57-70.pdf ( 2.36 MB )
内容記述
焼畑は島根県全域を含む日本各地で営まれていた縄文以来の伝統農法であるが、戦後急速に衰退した。肥料・農薬・機械を用いずに斜面利用を可能にする低投入・自給的農法としての意義は依然大きく、食料自給率の低下や耕作放棄地、農村の高齢化などの課題解決に資する可能性がある。しかし、経験者は高齢化しており、その記録保存が急務である。本稿では島根県奥出雲町在住の4 名への聞き取りを実施し、ダイコンやソバ、カブ栽培、牛飼料生産、造林など、多様な実践形態が存在していたことを明らかにした。本稿を端緒とする全国的な焼畑の記録蓄積を進めることは、農業史の再構築や持続可能な農業の再評価に資する重要な課題である。
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