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島根大学大学院教育学研究科「現職短期1年コース」課題研究成果論集 7 巻
2016-03-25 発行
数学の問題を自律的に解決しようとする態度の育成に関する研究 : ヒューリスティックスに焦点をあてて
Toward Building Students' Attitudes and Perspectives to Overcome Mathematical Problems : Heuristics as a Pedagogy for Constructing Mathematical Thinking
安野 洋
本文ファイル
b014007007.pdf
( 8.34 MB )
内容記述
本研究は,どのように問題を解決してよいかわからない子供に対して,問題解決につながりうるヒューリスティックスを「解き方がわからない問題を解決するために,解決への漠然とした方向性をもって,具体的な解決行動を起こすための方略」と定義し,中学校2年生がヒューリスティックスに対して,どのような意識をもっているのかを質問紙によって明らかにした。また,図形の領域において,ヒューリスティックスの育成を目指し,多様な解法のある問題において「解法を分類する活動」や,解答を発表するときに「思考過程を共有する活動」を行い,これらを実践することによる効果を検討した。その結果,これらの指導を行うことによって,既習事項と関連付けることや文字を用いることなどに関する意識が高まる効果が見られた。
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