著者 |
建神 結香子
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内容記述(抄録等) | 本稿では、弥生時代西日本における副葬水晶製玉類のうち、鳥取県八頭町奈免羅遺跡SX3003から出土した水晶製玉類について、その年代的位置づけと製作地に関する検討を行った。その結果、前稿で示した型式分類への比定と製作技法から後期前半の所産である可能性を提示し、水晶製玉類の法量、穿孔方法から青谷上寺地遺跡を製作地と想定した。このことから奈免羅遺跡SX3003出土の水晶製玉類は弥生時代後期前半における水晶製玉類の製作と流通網の存在の一端を明らかにできる資料といえる。
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主題 | 弥生時代
鳥取県東部
奈免羅遺跡
副葬
水晶製玉類
流通
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掲載誌情報 |
山陰研究
16
, 53
- 64
, 2024-03-10
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出版者 | 島根大学法文学部山陰研究センター
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