看護学生が大学生活において感じる学年別ストレスの特徴とソーシャルサポートに関
する認識を明らかにするため、2014 年9月~10 月にA大学看護学科1~4年生265 名を対象に無
記名自記式質問紙調査を行った。調査項目は、ストレス反応尺度、自作したストレッサー項目、
サポートを求める対象、友人ソーシャルサポート尺度である。分析は学年別に記述統計を行った。
ストレス反応得点の高い看護学生が3割、友人ソーシャルサポート得点の低い看護学生が1割
いた。学年では3年生のストレスが高くなっていた。看護学生は教員との関係、実習、将来に関
することにストレスを感じ、サポートを求める相手として友人や家族を選んでいた。ソーシャル
サポートでは「成し遂げたときおめでとうと言ってくれる」「元気づけてくれる」が高かった。
ストレスを軽減するために友人同士で協力し合う関係を築くとともに、教員が気軽に相談できる
存在になることも必要だと考えられる。