山陰研究

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2014-01-31 発行

オープンソース・ソフトウェアの活用と開発貢献における地域性の考察 : 2013年度オープンソース・ソフトウェア(OSS)の活用実態調査報告

A Study of the Regional Factors in Utilization and Development Contribution of Open Source Software
野田 哲夫 島根大学法文学部法経学科
丹生 晃隆 島根大学産学連携センター
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内容記述(抄録等)
本稿では2013年度に行った日本のIT産業=情報サービス企業におけるOSSの活用と開発貢献の調査結果から都市圈(関東,関西,福岡の大都市圈),それ以外の地方圏(島根県を除く),島根県での地域別の比較分析を2012年度調査結果からの推移も通じて行うことによって,島根県の地域IT産業振興政策の効果と課題を抽出した. その結果,島根県ではRubyを含めたOSSの活用だけでなく開発貢献も進められているが,企業経営指標との関係に関してはまだ見込みの段階で,成果としては表れていないことが分かった. またOSS活用貢献に関して,特にRubyを中心に開発者の吸引・人材確保を要因・動機としている可能性があることが見いだされた.
NCID
AA12382442