島大法學

島根大学法文学部
ISSN:0583-0362
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2002-11-30 発行

イタリア住居賃貸借制度の構造と特質(下)

La Struttura e caratteristica delle Locazione Abitative(3)
岡本 詔治
ファイル
a001004603h001.pdf 5.03 MB ( 限定公開 )
内容記述(抄録等)
一 問題の所在と本稿の視点
  I 住居賃貸借制度の問題状況
  II 住居賃貸借制度の理念と現代的課題
二 イタリア民法典の立場
  I 一八六五年民法典
  II 一九四二年民法典(現行法)
三 賃貸借特別法の沿革小史(以上、四五巻四号)
四 一九七八年七月二七日法律第三九二号
  I 立法の背景と基本姿勢
  II 七八年法の構成と内容
 III 小括
五 七八年法以降の推移
  I 賃料統制の緩和措置
  II 明渡裁判の執行力の凍結
 III 小括(以上、四六巻一号)
六 一九九八年一二月九日法律第四三一号
  I 新法の特徴と背景
  II 新法の制度的改革
   1 書面主義  2 契約の登録義務  3 契約の類型化と法定存続期間
   4 存続保護  5 明渡裁判の執行の猶予措置
 III 全国協定と地方協定
   1 法律上の策定手続  2 新法施行後の具体的措置
  IV 小括
七 いくつかの問題
  I 不動産賃貸借関係の類型
   1 賃貸借関係の法的類型  2 賃貸借類似の不動産利用関係  3 一時的性格の賃貸借等
   4 九八年法が一部適用されない賃貸借  5 いわゆる季節賃貸借
  II 不動産賃貸借訴訟の特質
   1 訴訟法改正の経緯  2 訴訟手続  3 不動産明渡訴訟と略式手続
八 課題と展望(以上、本号)