はじめに−問題の所在
一 「当然の法理」(「制約基準」)の破綻
(一)戦後五〇年と「白川談話」の意義
(二)「当然の法理」の破綻と「在日」
(三)『当然の法理』の再構築
二 「当然の法理」の破綻後の動向(「基本原則」の展開)
(一)川崎方式」(川崎市)の意義と限界
(二)「川崎方式」から「新大阪方式」(大阪市)へ
(三)都庁国籍任用差別撤廃訴訟(控訴審判決)
三 「基本原則」(「制約基準」)の崩壊
(一)「制約基準」の運用と人事裁量権
(二)「公権力の行使」と「公権力」のスペクトル
(三)「公の意思の形成への参画」と管理職
おわりに−「基本原則」の崩壊に向けて