一 はじめに
二 内田《関係的契約理論》の実像
−その成立過程と到達点−
三 内田《関係的契約理論》の学説史的背景
−日本民法学説(戦前)の「傾向」と<法と社会>モメント− (第37巻第4号)
四 内田《関係的契約理論》の理論的対抗軸
−内田理論が対決を避けたもの−
(一)序−内田理論の<前提>としての星野「契約」理論ならびに内田教授による伝統的古典的契約法批判の意味
(二)いわゆる「伝統的古典的契約」の歴史像とその存在意義−広中俊雄教授の契約法論を中心に (38巻1号)
(三)いわゆる「契約(法律行為)の解釈」について−原島重義教授の法律行為論・「契約の拘束力」論を中心に
(四)小括 (第38巻第3号)
五 内田《関係的契約理論》を支える裁判例の批判的検討
−内田理論における裁判例の意味するもの(その中間的考察)−
(一)序−考察の射程
(二)中間的考察(1)−契約《成立》と内田理論
(三)中間的考察(2)−契約《関係》と内田理論
(四)小括−残された課題
六 結語(第39巻3号)