島根大学文理学部紀要. 文学科編

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島根大学文理学部紀要. 文学科編 9
1975-12-27 発行

文学享受における新しい意味の成立

Development of Meaning in the Reader
山名 章二
ファイル
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内容記述(抄録等)
本論は、文学の享受をめぐるひとつの思考実験の報告である。作品の初めの都分で作品と読者の間におこる現象をとりあげ読みの成立を考察した。これにより,新しい情報の理解および習得が解明された。そして,ふたつの前提,(1)ことばはそれを読む者が読みこむものだけを語り,ほかのことは一切語らない,(2)人間の言語能力には,無限に新しい文を理解する能力が合まれている,は修正を受けざるを得ないと考えられる。