島根大学教育学部紀要

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島根大学教育学部紀要 57
2024-02-01 発行

中学校家庭科におけるディベートの授業の検討

Examination of Debate Class in Junior High School Home Economics
榎本 優希 千葉市立朝日ヶ丘中学校
鎌野 育代 島根大学教育学部小学校教育専攻
ファイル
内容記述(抄録等)
現在、アクティブ・ラーニングの視点から授業の改善が求められている。これを受けて中学生が主体的にディベートに取り組む学習方法の検討を重ねてきた。そこで、以下2点を研究の目的とする。
(1) 中学生という発達段階に適したディベートの学習方法の検討プロセスを示す。
(2) 消費者教育におけるクレジットカードをテーマとしたディベートの学習と一斉授業における記述内容を分析、比較する。
結果、準備段階で生徒同士の話し合い活動が活発化すること、生徒が、生活を自分事として捉え、ものごとを主体的に選択しようとする姿が見られるようになった。また、ディベートの効果としては、生徒は主体的に知識を習得し、自分の消費のあり方を客観視しながら、実生活につなぐための工夫を見出すことである。
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