大学生バスケットボール選手の敏捷性能力に及ぼすラダートレーニングの効果 : 有効性とトレーニング期間に関する検討

島根大学教育学部紀要 Volume 43 Page 137-143 published_at 2009-12-25
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Title
大学生バスケットボール選手の敏捷性能力に及ぼすラダートレーニングの効果 : 有効性とトレーニング期間に関する検討
Title
Effect of ladder training for agility performance on university basketball player : A study in the efficacy and training period
Title Transcription
ダイガクセイ バスケットボール センシュ ノ ビンショウセイ ノウリョク ニオヨボス ラダー トレーニング ノ コウカ : ユウコウセイ ト トレーニング キカン ニカンスル ケントウ
Creator
Inuzuka Takahiro
Source Title
島根大学教育学部紀要
Volume 43
Start Page 137
End Page 143
Journal Identifire
ISSN 18808581
Descriptions
本研究では,ラダートレーニングがバスケットボール競技に必要とされる敏捷性能力に及ぼす効果について明らかにするとともにラダートレーニングの効果が現れ始める期間について検討することを目的とした.対象は,大学生男子バスケットボール選手13人であり,ラダートレーニングを実施するトレーニング群8人,実施しないコントロール群5人に分けた.トレーニング群は,通常の練習後にラダードリルを週に3回12週間計36回行った.トレーニング効果の評価として,4種目のラダーテスト,方向転換走,一往復走,T字走,ドリブル走,反復横跳び,垂直跳びを行った.トレーニング群では方向転換走(p<0.05),一往復走(p<0.01),T字走(p<0.01),ドリブル走(p<0.01)において有意な記録の向上が認められたが,コントロール群では,有意な記録の向上は認められなかった.トレーニング効果の現れ始める期間について見ると,方向転換走と一往復走では,トレーニング前の記録と比べて、トレーニング実施1ヵ月後以降の記録から有意(p<0.05)な向上が認められ,T字走とドリブル走では,トレーニング実施2ヵ月後以降の記録から有意(p<0.001)な向上が認められた.以上の結果から,ラダートレーニングは大学生男子バスケットボール選手の敏捷性の改善において有効であり,週3回のラダートレーニングでトレーニング効果を得るためには2ヶ月間必要であるということが示唆された.
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学教育学部
Faculty of Education Shimane University
Date of Issued 2009-12-25
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Relation
[NCID] AA12171265