異化の詩教育学 : 時間型の創作指導

島根大学教育学部紀要 42 巻 22-33 頁 2008-12-25 発行
アクセス数 : 1323
ダウンロード数 : 159

今月のアクセス数 : 89
今月のダウンロード数 : 1
ファイル情報(添付)
b0130042004.pdf 735 KB エンバーゴ : 2009-03-26
タイトル
異化の詩教育学 : 時間型の創作指導
タイトル
A Study on Poetry : Teaching in Alienation Effect
タイトル 読み
イブンカ ノ シ キョウイクガク : ジカンガタ ノ ソウサク シドウ
著者
収録物名
島根大学教育学部紀要
42
開始ページ 22
終了ページ 33
収録物識別子
ISSN 18808581
内容記述
その他
 本研究は「異化の詩教育学」という仮説的な教育理論の継続研究である。本稿では、拙稿「異化の詩教育学│教材編成の理論と方法」(『島根大学教育学部紀要』第34号)で仮説的に示した教材類型の中で、「時間」型の創作指導を研究する。時間型の詩の創作指導とは、現実の時間を意識的に変容させて、詩の創作活動を活性化する指導のことである。
 本稿においても、山際鈴子の実践を取り上げる。山際は、子どもたちの時間意識を対象化し、時間をモチーフとした子どもたちの詩を作り出している。山際の実践を分析してみると、時間に注目した実践には、「特定の時間型の創作指導」「ストップ型の詩の創作指導」「スローモーション型の創作の指導」「対比型の創作指導」という四つのタイプが認められる。そしてどのタイプの実践においても、子どもたちの慣習的な時間意識を、どこかで非日常化していく工夫のある点に特徴がある。本稿では、それぞれのタイプの詩の創作指導について、実践例をもとに考察する。
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
島根大学教育学部
Faculty of Education Shimane University
発行日 2008-12-25
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
関連情報
[NCID] AA12171265
備考 39-41+ / 2006-2007