京都大学所蔵漢代鉄剣について

社会文化論集 21 巻 83-95 頁 2025-03-20 発行
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ファイル情報(添付)
タイトル ( jpn )
京都大学所蔵漢代鉄剣について
タイトル ( eng )
Research on Two Iron Long Swords made in the Han Dynasty housed in the Kyoto University Museum
タイトル 読み
キョウトダイガク ショゾウ カンダイ テッケン ニツイテ
著者
村上 由美子
収録物名
社会文化論集
Memoirs of Faculty of Law and Literature, Shimane University
21
開始ページ 83
終了ページ 95
内容記述
抄録・要旨
京都大学総合博物館に所蔵されている2 点の鉄製長剣[2984]と[3636]は、京都大学文学部博物が発行した目録にも記載がなく、長い間公表されていなかった。京都大学総合博物館では本資料の最終的な公表に向け、保存処理と考古学的研究を進めている。本資料はその伝来過程が不明であったが、詳細観察とAMS 年代測定により確かに漢代に遡ることがわかった。またこれらの長剣に伴う有機質鞘の遺存状態がよく、国内でその詳細を観察可能な貴重な資料であることが判明した。これらの鉄製長剣は璏を伴わず、漢代社会で広い範囲で用いられたごく一般的な製品であり、これまでに中国の発掘で報告された有機質鞘とその製法が共通する。そしてその同様の製法は前後する時代の刀剣類にも採用され、長期間継続していた。これと通底する技法は日本の古墳時代の刀剣にも一部みられ、ユーラシアの刀剣鞘の製作技法との関係を解明するための基礎的な情報を、本資料は提供しうる。
主題
中国考古学
鉄製長剣
有機質遺物
AMS 年代測定法
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
島根大学法文学部紀要社会文化学科
島根大学法文学部
島根大学法文学部社会文化学科
発行日 2025-03-20
アクセス権 オープンアクセス