社会が抱える問題としての地球温暖化

社会文化論集 Volume 19 Page 21-34 published_at 2023-03-20
アクセス数 : 2419
ダウンロード数 : 1050

今月のアクセス数 : 0
今月のダウンロード数 : 0
File
社会が抱える問題としての地球温暖化 1.64 MB エンバーゴ : 2023-04-02
Title
社会が抱える問題としての地球温暖化
Title
Global Warming as a Social Problem
Title Transcription
シャカイ ガ カカエル モンダイ トシテノ チキュウ オンダンカ
Creator
Source Title
社会文化論集
Memoirs of Faculty of Law and Literature, Shimane University
Volume 19
Start Page 21
End Page 34
Journal Identifire
ISSN 18802184
Descriptions
 地球温暖化が人類の将来にとって極めて大きな問題であるという認識は、多くの人々に持たれているであろう。省エネなどに「一人ひとりが気をつける」という意識も広く受け入れられつつある。にもかかわらず、2022 年の温室ガス排出量は過去最大になったと推計されている。とても解決に向かっているとは言いがたいのが現状である。この「解決できない」という問題は、理系学問よりむしろ社会に関する学問が取り組むべき部分が大きいのではなかろうか。
 本稿ではまず、この問題を引き起こしている経済活動の在り方が、同時に問題解決を困難にする原因にもなっていることを指摘する。また格差と温暖化についても押さえたい。
 その上で、もし解決が可能であるのなら何を目指すべきなのか、それにはどのような道筋があるのかについて考察する。また最後に、本当に「一人ひとりが気をつける」べきことは何なのかについて述べたい。
Subjects
地球温暖化
資本主義市場経済
格差
異議申し立て
共感
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学法文学部紀要社会文化学科
Socio-cultural Studies, Faculty of Law & Literature
Date of Issued 2023-03-20
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Relation
[NCID] AA12006101