脳血管疾患で失語症となった高齢の妻と暮らす夫の体験

島根大学医学部紀要 Volume 45 Page 27-32 published_at 2023-03
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File
Title
脳血管疾患で失語症となった高齢の妻と暮らす夫の体験
Title
Experience of a Husband Living With an Elderly Wife who Became Aphasia due to Cerebrovascular Disease
Title Transcription
ノウ ケッカン シッカン デ シツゴショウ トナッタ コウレイ ノ ツマ ト クラス オット ノ タイケン
Creator
Source Title
島根大学医学部紀要
Bulletin of Shimane University Faculty of Medicine
Volume 45
Start Page 27
End Page 32
Journal Identifire
ISSN 1880084X
Descriptions
本研究は、脳血管疾患で失語症となった高齢の妻と暮らす夫の体験を明らかにすることを目的とした。脳血管疾患で失語症となった高齢の妻と暮らす夫5名に半構造化面接を実施し、質的記述的に分析した。夫は【妻と思うように会話ができなくなり苦しむ】とともに【妻に異変が起きないか気にかける】【思うように言葉が出ない妻を思いやる】体験をしていた。【役割代行による負担を感じる】【自分の老いを感じ妻のサポートが継続できるか心配する】一方で、【妻と分かり合える方法を模索する】【妻の言葉の回復を模索する】努力をし、【共に生活する中で妻の言いたいことがだいたい分かる】ようになっていた。また【周囲の人の支えを実感する】体験をし【変化しつつも二人での生活を保とうとする】努力をしていた。支援者は、夫の苦悩が緩和するよう支援し、夫婦二人での生活を保とうとする努力を認め、介護継続を支える必要があることが示唆された。
Subjects
脳血管疾患 ( Other)
失語症 ( Other)
高齢の夫婦 ( Other)
夫介護者 ( Other)
体験 ( Other)
cerebrovascular disease ( Other)
aphasia ( Other)
older couple ( Other)
husband caregiver ( Other)
experience ( Other)
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学医学部
Faculty of Medicine, Shimane University
Date of Issued 2023-03
Rights
島根大学医学部
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Relation
[NCID] AA12049432