『蒼頡篇』の押韻と章序

島根大学教育学部紀要 54 巻 41-50 頁 2021-02-17 発行
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ファイル情報(添付)
『蒼頡篇』の押韻と章序 1.02 MB エンバーゴ : 2021-03-01
タイトル
『蒼頡篇』の押韻と章序
タイトル
Rhyming and Chapter Order of the Cang Jie Pian
タイトル 読み
ソウケツヘン ノ オウイン ト ショウジョ
著者
収録物名
島根大学教育学部紀要
Memoirs of the Faculty of Education, Shimane University
54
開始ページ 41
終了ページ 50
収録物識別子
ISSN 2433-5355
内容記述
抄録・要旨
『蒼頡篇』は秦の始皇帝期に作成された識字書であり、漢代においても広く行われ、後代の小学書の成立に多大な影響を与えた。『蒼頡篇』はその後亡佚し、長らく実態が不明であったが、20世紀初頭に敦煌の辺境地域で発見された漢代の簡牘資料から『蒼頡篇』残簡が検出され、研究の端緒が開かれた。その後、阜陽漢簡『蒼頡篇』、水泉子漢簡『蒼頡篇』、北京大学蔵漢簡『蒼頡篇』などの出土によって研究が大きく進展し、さらに2019年に公表された漢牘『蒼頡篇』は、『蒼頡篇』の全容解明につながる重要な資料として注目される。本稿では、漢牘『蒼頡篇』と北京大学蔵漢簡『蒼頡篇』との比較を中心に検討を加え、『蒼頡篇』の押韻に関する仮説を提起するとともに、仮説にもとづく分析を通して『蒼頡篇』の章序を推定し、仮説の妥当性を検証した。
主題
蒼頡篇
押韻
章序
漢牘
北京大学蔵漢簡
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
島根大学教育学部
発行日 2021-02-17
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス