タイトル |
沖縄のマングローブ土壌の地球化学的検討
|
タイトル |
Geochemical evaluation of present mangrove soil in Okinawa Island, Japan
|
タイトル 読み |
オキナワ ノ マングローブ ドジョウ ノ チキュウ カガク テキ ケントウ
|
著者 |
Ibrahima M’Bemba DIALLO
|
収録物名 |
地球科学
Earth Science (Chikyu Kagaku)
|
巻 | 70 |
号 | 4 |
開始ページ | 119 |
終了ページ | 128 |
収録物識別子 |
ISSN 0366-6611
EISSN 2189-7212
|
内容記述 |
その他
沖縄におけるマングローブは人間活動,特に自然の土地の改変や赤土流出により抑圧を受けている.いくつかのマングローブを記載し,多元素組成分析からその土壌の組成を検討した.一般のマングローブの土壌試料は有機物に関連して,Zn, Cu および Fe などの重金属と TS (全イオウ)とP2O5 に富んでいる.生物群の卓越するマングローブの土壌では,赤土の流入の影響を受けた土壌に比べ暗色である.一方で,森林破壊を受けているマングローブ土壌はCaO に富んでおり,これは海洋からの炭酸塩鉱物による.沖縄におけるマングローブの森林破壊やその土壌の劣化は,戦後の急速な土地利用や農業活動に関連していた.今回の検討は限られた範囲のものであるが,一般のマングローブ土壌と赤土の流入を受けた土壌では,地球化学的には対照的である.この様なマングローブの観察と地球化学的データは赤土の組成を理解し,マングローブの保全を計画する上で有用であると期待される.
|
主題 | |
言語 |
日本語
|
資源タイプ | 学術雑誌論文 |
出版者 |
地学団体研究会
The Association for the Geological Collaboration in Japan
|
発行日 | 2016-10-25 |
アクセス権 | メタデータのみ |
関連情報 |
[DOI] 10.15080/agcjchikyukagaku.70.4_119
チガク ダンタイ ケンキュウカイ
|