| タイトル |
世界の都市下水生成量および処理量の推定
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| タイトル |
Global Estimation of Wastewater Generation and Treatment
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| タイトル 読み |
セカイ ノ トシ ゲスイ セイセイリョウ オヨビ ショリリョウ ノ スイテイ
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| 著者 |
佐藤 敏雄
山本 定博
Manzoor Qadir
遠藤 常嘉
北村 義信
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| 収録物名 |
水利科学
Water Science
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| 巻 | 57 |
| 号 | 5 |
| 開始ページ | 126 |
| 終了ページ | 147 |
| 収録物識別子 |
ISSN 0039-4858
EISSN 2432-4671
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| 内容記述 |
その他
都市下水を利用した灌漑は,世界各地において農業生産を支える有用な選択肢である。その資源を効率的に管理するための世界および各地域における都市下水の生成量や処理量の把握は未だ十分ではない。本研究では,引用可能なデータを用いて,世界の都市下水の生成量および処理量を推定する手法を開発した。都市下水の生成量の因子として,都市人口および経済指標,都市降水総量を用いた。都市下水の処理量は都市人口および経済指標,衛生施設の普及率,都市発展指数から推定した。推定適合度は,都市下水生成量において0. 92,都市下水処理量においては0. 75であった。都市下水の生成量と処理量が公的に報告されていない国についても,本手法を適用することにより,これらを十分な精度をもって推定できると判断される。本手法を適用して,世界の年間都市下水生成量は2000年には460km3,2010年には579km3と推定した。これは,世界の農業取水量の約20%に相当する。国別にみた場合,半数以上の国において農業用水取水量の50%以上に相当することが推定された。それ故,都市下水は豊富な水資源になりうると考えられた。しかしながら,都市下水生成量の69%が未処理のまま環境中へ放出されていると推定されたことから,下水処理場の拡充がより必要であると示唆された。
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| 主題 |
都市下水
都市近郊農業
水不足
水サイクル
再利用
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| 言語 |
日本語
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| 資源タイプ | 学術雑誌論文 |
| 出版者 |
一般社団法人 日本治山治水協会
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| 発行日 | 2013-12-1 |
| 出版タイプ | Version of Record(出版社版。早期公開を含む) |
| アクセス権 | メタデータのみ |
| 関連情報 |
イッパン シャダン ホウジン ニホン チサン チスイ キョウカイ
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