弥生時代の山陰地域における鉄器普及の様相

山陰研究 Volume 12 Page 1-26 published_at 2019-12-31
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File
Title
弥生時代の山陰地域における鉄器普及の様相
Title
A Study on the spread of iron implements in the Sanin region during the Yayoi period
Title Transcription
ヤヨイ ジダイ ノ サンイン チイキ ニオケル テッキ フキュウ ノ ヨウソウ
Creator
Source Title
山陰研究
Studies of san'in region
Volume 12
Start Page 1
End Page 26
Journal Identifire
ISSN 1883468X
Descriptions
本稿では、弥生時代の山陰地域における鉄器の普及状況を具体的に明らかにするために、時期ごとにみた鉄器出土集落遺跡の分布と出土鉄器の組成・量の様相について整理した。一方で、石器の出土状況についても整理し、鉄器の普及状況との関係について考察した。その結果、弥生後期から終末期においては、工具として袋状鉄斧・鉇・刀子などの鉄器が普及し、多くの遺跡で片刃石斧が駆逐されたことが確認できた。また、鉄鏃が普及する一方で、石鏃も併用されていた。そのうえで、こうした弥生集落における鉄器の普及状況が、副葬品や大型区画墓造営といった弥生時代の墓制にどのような影響を与えたのかについても予察した。
Subjects
弥生時代 ( Other)
鉄器 ( Other)
山陰 ( Other)
集落遺跡 ( Other)
墓制 ( Other)
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学法文学部山陰研究センター
San’in Research Center, Faculty of Law and Literature, Shimane University
Date of Issued 2019-12-31
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Relation
[NCID] AA12382442