外来血液透析を長期継続してきた後期高齢者の老いへの対処

島根大学医学部紀要 42 巻 15-20 頁 2020-03 発行
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ファイル情報(添付)
タイトル
外来血液透析を長期継続してきた後期高齢者の老いへの対処
タイトル
Coping With Aging: Old-Old People Receiving Long-Term Outpatient Hemodialysis
タイトル 読み
ガイライ ケツエキ トウセキ ヲ チョウキ ケイゾク シテキタ コウキ コウレイシャ ノ オイ ヘノ タイショ
著者
板倉 愛
収録物名
島根大学医学部紀要
Bulletin of Shimane University Faculty of Medicine
42
開始ページ 15
終了ページ 20
収録物識別子
ISSN 1880084X
内容記述
その他
本研究の目的は、外来で血液透析(以下、透析)を長期継続してきた後期高齢者の老いへの対処を明らかにすることとした。後期高齢透析患者7名に半構造化面接を行い、それぞれの対象者が行った対処について類似性と相違性で比較検討した結果、後期高齢透析患者は、【弱る身体とうまくつきあえるような策を練る】対処、【今以上に身体機能が悪化しないように気をつける】予防的な対処、【歳をとるごとに負担が増す透析治療を肯定的に捉える】情動的な対処、【これから先の透析をどうするかを含めた衰えへの対応を考える】対処をしていた。看護師は、後期高齢透析患者の老いへの対処を支持し、老いに合わせて対処を行い、透析のある生活を継続していけるようともに考える必要がある。そして、後期高齢透析患者がこれからについて話し合う機会をもつことや、将来を思い描きやすいように支援していくことの重要性が示唆された。
主題
血液透析 ( その他)
後期高齢者 ( その他)
75歳以上 ( その他)
老い ( その他)
対処 ( その他)
hemodialysis ( その他)
old-old people ( その他)
aged 75 or over ( その他)
aging ( その他)
coping ( その他)
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
島根大学医学部
Faculty of Medicine, Shimane University
発行日 2020-03
権利情報
島根大学医学部
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
関連情報
[NCID] AA12049432