ファイル情報(添付) | |
タイトル |
テスト不安の教育心理学的研究(III) : Over-achiever, Balanced-achiever, Under-achiever の比較
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タイトル |
The Relationships of Anxiety to Various Academic Performances in School Children
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タイトル 読み |
テスト フアン ノ キョウイク シンリガクテキ ケンキュウ 3 Over-achiever, Balanced-achiever, Under-achiever ノ ヒカク
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著者 |
大西 俊江
上田 順一
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収録物名 |
島根大学教育学部紀要. 教育科学
Memoirs of the Faculty of Education, Shimane University. Educational science
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巻 | 2 |
開始ページ | 14 |
終了ページ | 23 |
収録物識別子 |
ISSN 0287251X
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内容記述 |
その他
近年,不安と知能および学力との関係についての研究が,種々の角度から進められてきている。
本研究においては,不安が知能,学カのバランス,アンバランスによる,いわゆる Over- achiever,Balanced-achiever, Under-achiever 間では,どのように異なるものであるかをみることを目的とし,小学校5年,中学校3年330名を対象として,数学,国語の2教科について,4つの不安尺度(TAS, TASC, GASC, GAT)によって,3群の比較,検討が試みられた。なお,本研究では,結果的に,知能水準「中」のもののみを対象とすることになり,従って,一応,3群の被験者の知能は同一のものとみなされてよいだろう。 結果は,次の通りであった。 (1)TASにおいて,全体的にO−A,B−A,U−Aの順に不安得点は高くなる傾向がみられた。数学における小学校,中学校女子と国語における小学校女子に,特にその傾向は目立った。 (2)TASCにおいても,その傾向は,TASとほぼ同じで,全体的に,O−A,B−A,U−Aの順に不安得点は高くなっていた。そして,その傾向は,国語においてよりも,数学においてより明白に表われた。 (3)GASCにおいては,全体として,一貫した傾向は認められなかった。しかし,この尺度においては,男子と女子の得点差が顕著で,いずれの場合も,男子より女子が高い不安を示した。 (4)GATにおいては,GASC以上に全体的傾向はつかみにくく,3群間には,ほとんど差が見出されなかった。 |
言語 |
日本語
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資源タイプ | 紀要論文 |
出版者 |
島根大学教育学部
The Faculty of Education Shimane University
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発行日 | 1968-12-28 |
アクセス権 | オープンアクセス |
関連情報 |
[NCID] AN0010792X
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