オランダの地域包括ケアシステムと日本への示唆 ―現地調査から見る「市民参加型の福祉」への転換―

社会文化論集 14 巻 59-74 頁 2018-03-20 発行
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ファイル情報(添付)
タイトル
オランダの地域包括ケアシステムと日本への示唆 ―現地調査から見る「市民参加型の福祉」への転換―
タイトル
Integrated Community Care System in the Netherland and Implications for Japan
タイトル 読み
オランダ ノ チイキ ホウカツ ケア システム ト ニホン ヘノ シサ ゲンチチョウサ カラ ミル シミン サンカ ガタ ノ フクシ ヘノ テンカン 
著者
収録物名
社会文化論集
Memoirs of Faculty of Law and Literature, Shimane University
14
開始ページ 59
終了ページ 74
収録物識別子
ISSN 18802184
内容記述
その他
本研究は、オランダの現地調査をもとに日本同様、社会保険方式に基づく長期ケア保障を導入しているオランダの介護保障の制度改革の方向性について、医療、福祉制度とも関連づけながら検討することを目的としている。オランダの医療・介護・福祉の制度改革の方向性は、「国家による福祉」から本格的な「市民参加型の福祉」社会への転換である。そのキーワードは、“挑戦”、“統合ケア”、“規制された競争”、“効率化”、“マントルゾルフ”である。そして近年では、医療・介護から福祉へ、施設ケアから在宅ケアへ、専門職のケアから家族や地域住民・ボランティアによる「マントルゾルフ」へと移行している。着実な制度改革を可能にしている背景として挙げられる、国民への説明により合意形成を行っているオランダの姿、社会保障費増大に対して大胆な改革を行いながら、正面から向き合う同国の姿は、日本にも大きな示唆を与えるものである。
主題
オランダ ( その他)
統合ケア ( その他)
マントルゾルフ ( その他)
規制された競争 ( その他)
市民参加型の福祉 ( その他)
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
島根大学法文学部紀要社会文化学科
Socio-cultural Studies, Faculty of Law & Literature
発行日 2018-03-20
出版タイプ Version of Record(出版社版。早期公開を含む)
アクセス権 オープンアクセス
関連情報
[NCID] AA12006101