島根県における近代産婆制度運用に関する研究

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File
a011011003.pdf 438 KB エンバーゴ : 2015-04-02
Title
島根県における近代産婆制度運用に関する研究
Title
A study of the organizing process of the modern midwifery system in Shimane Prefecture
Title Transcription
シマネケン ニ オケル キンダイ サンバ セイド ウンヨウ ニ カンスル ケンキュウ
Creator
Source Title
社会文化論集 : 島根大学法文学部紀要社会文化学科編
Volume 11
Start Page 37
End Page 54
Journal Identifire
ISSN 18802184
Descriptions
生命誕生の介助者である「産婆」は,堕胎行為の周辺に存在するものとしても認識されていた。本稿では,島根県を対象に,明治期を通じてどのような法規制のもとに産婆があったのかを検討することで,生殖との関連で産婆がどのような存在として認識されていたかを探ることを目的とした。島根県は全国レベルの産婆制度の運用と比べ早いスピードで産婆の管理統制を進めた。その背景には,堕胎行為に深く関わる存在である産婆の質の改善を急ぐことで,堕胎の取締を強化しようとする県の方針があったものと推察される。このことは,結果として明治期以降の島根県の産婆の質の向上につながり,その産婆の貢献が母子保健の向上に大きく寄与することになったといえよう。
Subjects
島根県 ( Other)
産婆 ( Other)
産婆制度 ( Other)
堕胎 ( Other)
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学法文学部
Date of Issued 2015-03-25
Publish Type Version of Record
Access Rights open access
Relation
[NCID] AA12006101