農民意識の変貌 (斐川村調査特輯)

島根大学論集. 社会科学 Volume 5 Page 88-104 published_at 1959-02-28
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File
a005005h007.pdf 2.14 MB エンバーゴ : 2001-10-07
Title
農民意識の変貌 (斐川村調査特輯)
Title
The Transformation of the Social Attitides of Farmers (The Special Issue of Survey on Hikawa Village)
Title Transcription
ノウミン イシキ ノ ヘンボウ ヒカワムラ チョウサ トクシュウ
Creator
Yamaoka Eiichi
Source Title
島根大学論集. 社会科学
Volume 5
Start Page 88
End Page 104
Journal Identifire
ISSN 04886534
Descriptions
「斐川村の村落構造」と題する前稿に於て私は、当地域における村落構造の基底をなす同族団、及びその周辺的意義をもつ出入者・名子関係乃至擬制的親予関係等について考察した。しかしそこでは、いわゆる封建的主従関係の枠組を村落構造との関連において明らかにすることに重点がおかれ、その枠組を支える農民意識の問題については深く触れ得なかった。社会生活の外的枠組とそれを支える社会意識とはいうまでもなく表裏の関係をなし、抽象的に分離することは許されないのであるが、前稿との関連において、本稿では、農地改革とそれに続く一連の農業改良事業の進展に伴う「農民意識の変貌」に焦点をおいて、それが村落構造に、いかなる変容を与えつつあるかを考察することとする。一般に、意識の変貌過程を直接に捉えることは不可能に近いので、私は、それを意識の現象形態を通して間接に捉えることとした。その際、農民意識と村落構造との関連を追求するのが主たるねらいであるという意味において、まず「政治的リーダーシップの変遷過程」を、次に戦后における資本主義的商品生産の農村滲透に伴う「農民生活の変貌」について論述することとしたい。
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学
Shimane University
Date of Issued 1959-02-28
Publish Type Version of Record
Access Rights restricted access
Relation
[NCID] AN00108161