『マリエンバートの悲歌』についての覚書

島根大学論集. 人文科学 7 巻 120-128 頁 1957-03-30 発行
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ファイル情報(添付)
a006007h010.pdf 1.07 MB エンバーゴ : 2001-10-08
タイトル
『マリエンバートの悲歌』についての覚書
タイトル 読み
マリエンバート ノ ヒカ ニツイテ ノ オボエガキ
著者
神崎 義一
収録物名
島根大学論集. 人文科学
7
開始ページ 120
終了ページ 128
収録物識別子
ISSN 04886518
内容記述
その他
一八二三年夏ゲーテは療養のために温泉地マリエンバートに滞在していた。その湯治場の快適な夢のような世界の只中にあつて、ゲーテにはやがて訪れる秋の危機が迫りつつあった。それはゲーテの心の呪文によって呼び出され、彼の生涯の運命的事件となつたのであつた。この事件は決定的な危機によつて貫かれ、そしてこの苦しい克服からやがて最後の九年間のかの完成し円熟した人間像が現われて来たのであつた。我々はここにその危機と克服の過程をたづね、晩年のゲーテの歩んだ人間性の道を辿ってみたい。
言語
日本語
資源タイプ 紀要論文
出版者
島根大学
Shimane University
発行日 1957-03-30
アクセス権 アクセス制限あり
関連情報
[NCID] AN00108183