生涯学習としての音楽教育に関する基礎的研究(III)

島根大学教育学部紀要. 教育科学 Volume 32 Page 19-27 published_at 1998-12-01
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File
b005003200k003.pdf 1.57 MB エンバーゴ : 2001-10-08
Title
生涯学習としての音楽教育に関する基礎的研究(III)
Title
Fundamental Investigation of Musical Education throughout One's Life(III)
Title Transcription
ショウガイ ガクシュウ ト シテノ オンガク キョウイク ニ カンスル キソテキ ケンキュウ 3
Creator
Yoshina Shigemi
Source Title
島根大学教育学部紀要. 教育科学
Memoirs of the Faculty of Education, Shimane University. Educational science
Volume 32
Start Page 19
End Page 27
Journal Identifire
ISSN 0287251X
Descriptions
この論文は,1992年から続けている生涯学習についての,ピアノ学習の高齢者向け教材とその実践記録の研究報告である。
 前論文1の繰り返しになるが,人間の学習・成長は,一生涯継続することが可能であり,人間は本来,悟性・理性・感性によって,学習する動物であると考える。
 生涯学習という概念が,人々の注目をあびるようになったのは,1992年に文部省高等教育局に,リフレッシュ教育についての係りが設置され,又1993年に国大協により,報告書が提出されてからであると思う。筆者はこれらのことから影響を受け,リカレント教育・リフレッシュ教育に関した音楽教育・研究を開始した。それ以前にも,ピアノデュオによる「心の共有」という観点からの研究を行った。その論文では,生徒・学生との心の核の存在・意義を持続的に情熱化することが重要と考え,教育・実践研究を論じた。
 一方,学生を指導することが,我々大学に所属する者の指命であるが,教育学部が変革を遂げようとする今日,我々研究者は,音楽教育はどのような形で一般の人々に伝達すればよいか,いつも考えている。それは一般人の教育機関として,学生以外の人々にも高等教育を受益する立場が考えられる。
 この論文では,これらの点も踏まえ,論究する。つまり,教育学部の今後の存在意義は,教員養成及び生涯学習の援助機関の両面が要求されていると考える。このような点からも,学生がピアノを学習することは,大学4年間のみでなく,その指導者となり,社会へいかにサービスできるかに関わってくると思える。その為の研究資料・教材はどのようなものが最適か,ここでその一端を論及したいと思う。以上がこの研究の動機の一つである。
Language
jpn
Resource Type departmental bulletin paper
Publisher
島根大学教育学部
The Faculty of Education Shimane University
Date of Issued 1998-12-01
Access Rights open access
Relation
[NCID] AN0010792X